鍼灸学会レポート No.13

2014.12.18

先日、私が所属する福島県鍼灸師会主催の冬季学術講習会に参加してきました。場所は郡山商工会議所。初めて入った建物でしたが、とても綺麗で良い所でした。


講演1は太田先生による経営についての講義。講演2は中沢先生による臨床推論の講義。2の方では私もファシリテーターとしてスライド発表などをさせて頂きました。


太田先生の講義は経営についてのものでしたが、経営のテクニック的なものではなく、もっとそれ以前の心構えや取り組む姿勢などについてのお話がメインでした。正直、小手先のテクニックなどより、こちらの方が何倍も大切だと私も思っているので、大変共感できました。


経営というとお金儲けとか、ちょっと汚いイメージを持たれてしまいがちですが、事業を成功させるのに一番重要なのは、その分野でいかに社会に貢献するかということです。社会の役に立ち、多くの方に必要とされる事業。それが成功している事業です。


社会に貢献するためには、まず誰がどこで何を必要としているかを正確に把握すること。つまりマーケティング。そして、競合他社との違い、格差を明確にし、既存の概念を壊して新しいものを創造し提供する。つまりイノベーション。


こうした考えを常に持ち続けることで、旧態依存することなく、時代に合った事業を展開していけるのだと私は思います。鍼灸は伝統医療ですから、ある意味昔ながらの手法にこだわる必要もあるでしょう。しかし、形に囚われすぎて、需要のないものを提供し続けても意味はありません。地域の皆さんが求める鍼灸医療というものを常に模索し、施術者も治療院も、共に成長し続けることが大切なんでしょうね。


講演2は臨床推論。これは・・・、と書きたいところですが、ちょっと長くなってしまったのでまた次の機会にしましょう。明日か、明後日か、はたまたその先か…。楽しみにお待ちください。

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